シュニッツァーによると、男は大きな石を拾うとアザラシの頭めがけて投げつけた。とがめられると「オレから罰金を取れよ、オレは金持ちだ」と言い放ったという。男はその後、連れの女性と一緒に立ち去った。別の映像には、この男がビーチに座り込み、横に警察官が立つ様子が映っている。

この動画はシュニッツァーとFOX 13シアトルのローレン・ドノバン記者がインスタグラムに投稿し、瞬く間に何千ものコメントが集まった。容疑者とされる男をSNSでは「イゴール」と呼んでいるものの、警察は男の身元を明らかにしていない。

アザラシの事件の後、容疑者とされる男を別の男が暴行しているように見える動画がネット上に出回った。本誌はこの動画の検証はできていない。

ハワイ州土地天然資源局は5月6日、モンクアザラシ虐待の通報を受け、保全資源執行部(DOCARE)が対応したと発表した。

発表によれば、警察はワシントン州シアトルから来た男(37)を発見して拘束した。男は供述を拒み、弁護士との面会を求めているという。5月6日の時点で立件には至っていない。

同局は海洋哺乳類保護法に基づく捜査をアメリカ海洋大気局(NOAA)法執行部に引き継ぐ予定。

NOAAの魚類法執行部は本誌の取材に対し、今回の事件について捜査していることを確認した。

連邦法では絶滅危惧種の海洋哺乳類に対する加害行為や虐待、妨害などを禁止している。NOAA水産部によると、海洋哺乳類保護法に違反した場合、3万6498ドル以下の罰金や、1年以下の禁錮を言い渡される可能性がある。

「彼女は家族の一員」
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