アザラシのラニが襲われたことに対し、地元からは憤りの声が噴出している。

マウイ郡首長のリチャード・ビッセンは「多くの住民と同様に、今回の出来事に衝撃を受けた」とする声明をインスタグラムに掲載した。「ラニは私たちにとって単なるアザラシではない。ラハイナの海の家族の一員だ。多くの住民が彼女のことを知っていて、様子を見守り、健康状態を気遣っている」

「マウイ島はこのような観光客を歓迎しない」「我々が歓迎するのは、文化環境を理解して野生生物を大切にしてくれる礼儀正しい観光客だ。このような行為は容認しない」

ハワイモンクアザラシは世界でも特に希少な海洋哺乳類で、ハワイ州水生生物資源局の推計によると、野生の成体はおよそ1600頭しか残っていない。

1976年には絶滅危惧種に指定され、当局は観光客や住民に対し、アザラシに近づかないよう繰り返し警告してきた。

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