[ドバイ 12日 ロイター] - イランの環境担当責任者を務めるアンサリ副大統領は12日、ペルシャ湾のイラン・カーグ島付近で原油流出の疑いがある事案について、石油施設からの流出ではなく、タンカーによる廃水の投棄が原因である可能性が高いという見解を示した。

イランの主要な石油拠点であるカーグ島付近の海域で数十平方キロメートルにわたって原油流出とみられる汚染が衛星画像で確認されている。

しかし、アンサリ氏は「われわれの調査結果は、この流出がイラン以外のタンカーから排出された汚染物質を含むバラスト水によるものであることを示しており、(イランの)パイプラインや石油施設からの原油流出は報告されていない」と述べた。国営メディアが伝えた。

これに先立ち、気候・商品分野を専門とするコンサルティング会社データ・デスクの共同創業者ルイス・ゴダード氏は、これらの画像が油膜を示している可能性が高いとし、70日前に始まった米国・イスラエルによる対イラン戦争で最大規模の流出になる恐れがあると述べていた。

イランの石油ターミナル会社は10日、検査の結果、貯蔵タンク、パイプライン、積出施設、カーグ島付近で操業するタンカーからの流出の証拠は見つからなかったと発表した。

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