軍主導のミャンマー新政権が4月17日、大規模な恩赦を発表し、2021年のクーデターで拘束されたウィンミン前大統領が釈放された。
報道によれば、ミャンマーの新年を記念して行われた恩赦の対象は受刑者4500人以上。服役中の民主化指導者アウンサンスーチーは、残りの刑期が約20年に短縮された。既に80歳のスーチーにとっては実質的に無意味な減刑だが、刑務所から自宅での軟禁に移行する(あるいは、移行済み)との未確認情報もある。
ミャンマー議会は4月3日、ミンアウンフライン前国軍総司令官を新大統領に選出。今回の恩赦の目的が「民政移管」と同様、新政権の正統性を強化し、反体制派を抑え込み、国外に改革をアピールすることなのは明らかだ。
「単なる見せかけだ。スーチーや(クーデター当時の民主派政権の)閣僚らが解放されない限り、何も変わらない」と、あるアナリストは現地メディアで指摘している。