Jacob Bogage Nandita Bose
[ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領は25日夜、記者会主催の夕食会会場付近で起きた銃撃の直後にホワイトハウスで記者団に対し、「影響力がある人間は狙われるものだ」と語った。
自らを不屈の英雄として演出しようとするのと同時に、自身の優先政策をアピールする姿勢も示し、建設を巡って係争中のホワイトハウスのボールルーム(宴会場)に言及。「われわれにはその(警備面で優れている)ボールルームが必要だ。だからこそシークレットサービス(大統領警護隊)も、軍もそれを求めているのだ」と述べたが、大統領警護当局がそのような要求を出しているという証拠は示さなかった。
当初は和解的な発言を行い、「今夜の事件を踏まえ、全ての国民に対し、心を一つにして、平和的に意見の相違を解決するよう呼びかけたい」と述べた。
しかし、すぐに自身の話題に戻り、自らを歴代最高の大統領の一人と位置づけ、自身をリンカーン元大統領になぞらえた。もし輸入品に大幅な新関税を課さず、軍への巨額投資を行っていなければ、これほど標的にされることはなかっただろうとし、「われわれはこの国を変えた。そして、それを快く思っていない人々が大勢いる」と語った。
トランプ氏がこれまでに明らかにしたところによれば、ボールルームには「ドローン(無人機)対策」の屋根、防弾ガラスなどが備わる。ゲスト用に650席を収容する計画だが、ホワイトハウス記者会主催の夕食会のような大規模なイベントの収容能力としては不十分とみられる。
トランプ氏は26日朝もこうした主張を繰り返し、交流サイト(SNS)で「現在ホワイトハウスで建設中のボールルームがあれば、この事件は決して起きなかっただろう。建設を妨げるようなことは一切許されるべきではない」と投稿した。