Nidal al-Mughrabi Ali Sawafta

[カイロ/ヨルダン川西岸 26日 ロイター] - パレスチナ自治政府は26日、ヨルダン川西岸とガザで前日に行われた一連の自治体議会選挙結果を発表し、大半の地区でアッバス議長が率いる自治政府主流派ファタハ系が勝利したことが判明した。

イスラム組織ハマスが実効支配するガザで自治政府による選挙が実施されたのは2006年以来。イスラエルとハマスの停戦後としても、初めてガザ市民の民意が示される形になった。

ガザでの選挙は、戦闘の被害が比較的小さかったデイル・アルバラフ市の1カ所だけにとどまった。

ただ自治政府側は、この選挙で将来樹立するパレスチナ国家にとってガザも一体不可分だとの考えを示す狙いがあったとみられる。

選挙の投票率は低調だったが、自治政府のムスタファ首相は「民主的な生活様式を強化し、最終的に祖国統一の実現を目的としたより広範な国家的プロセスに向けた重要な一歩だ」と強調した。

今回のデイル・アルバラフ市の選挙においてハマスは正式な候補は立てなかった。ハマスに近いとされる候補者グループは選挙に参加したものの、暫定結果に基づくと、獲得したのは全15議席中2議席だった。

ハマスのガザ担当報道官は、選挙結果を重要視せず、影響は小さいとの見方を示した。

ヨルダン川西岸では、ファタハ系候補が対立候補不在で無投票当選を果たした地域が多かった。

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