Jana Winter Steve Holland Steve Gorman
[ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領は26日、25日夜に行われたホワイトハウス記者協会の晩餐会で政権高官らを襲撃しようとした容疑者の男について、反キリスト教的なマニフェストを所持していたと語った。男は晩餐会の会場の手前で取り押さえられ、拘束された。
晩餐会に出席していたトランプ大統領夫妻や政権高官らは無事だった。米連邦捜査局(FBI)当局者によると、警備を突破しようとした男はシークレットサービスの職員に向けて散弾銃を発砲。職員は防弾ベストに被弾したが、けがはなかった。
トランプ氏はFOXニュースに対し、容疑者はキリスト教徒を憎んでいる「異常な男」だとし、男の家族が法執行当局に懸念を伝えていたと語った。
当局は男をカリフォルニア州トーランス在住のコール・トマス・アレン(31)容疑者と特定した。
法執行当局者がロイターに語ったところによると、男は襲撃直前に家族に送ったマニフェストの中で、自らを「フレンドリー・フェデラル・アサシン(友好的な連邦暗殺者)」と呼んでいた。「『他者』が抑圧されている時に『もう一方の頬』を差し出すことは、キリスト教徒としての振る舞いではない。それは抑圧者の犯罪への加担だ」と記されていたという。
この当局者によると、マニフェストに記載された標的には政権高官が含まれており、最高位から最低位へと優先順位が付けられていた。
また、晩餐会会場となったヒルトンホテルの手薄な警備体制を嘲笑する内容も書かれていたという。
トランプ氏は今回の事件への注目を利用し、自身が建設を計画しているホワイトハウスのボールルームを政権高官が集まるためのより安全で堅固な代替施設としてアピールした。
ブランチ司法長官代行は26日の複数の番組で、容疑者がロサンゼルスからシカゴ、そしてワシントンへと列車で移動し、24日に現場となったホテルにチェックインしたと説明した。また、トランプ氏と政権の主要メンバーが標的だった可能性が高いとも語った。
米国の列車の乗客は空港にあるような金属探知機を通る必要はない。
ブランチ氏は容疑者について、27日に連邦職員への暴行、銃器の発砲、および連邦職員殺害未遂の罪で起訴される予定だとし、今回の事件にイランとの関連があるかどうかは分からないと語った。