Saad Sayeed Asif Shahzad Steve Holland

[イスラマバード/ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領は26日、イランが紛争終結に向けた交渉を希望するなら米国に電話をかければよいと述べ、イランが核兵器を保有することは決して許さないと強調した。

一方、イランのアラグチ外相は同日、米国側の代表が不在であるにもかかわらず、協議のためオマーンからパキスタンに戻り、その後ロシアに向かった。プーチン大統領と会談する見通しだという。

当初、米国はウィットコフ中東担当特使とトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏のパキスタンへの派遣を25日に予定していたが、トランプ氏が同日、派遣を中止したことで、和平交渉が再開されるという期待は後退した。

トランプ氏はFOXニュースの番組で「交渉したいなら、こちらに来てくれても構わないし、電話をかけてきてもいい。われわれには安全で信頼できる電話回線がある」とした上で、「合意に何が含まれるべきかは彼らも分かっている。極めて単純だ。核兵器を保有してはならない。そうでなければ、会談する理由はない」と語った。

イランはかねてより、平和目的だけのためのウラン濃縮の権利を認めるよう米国に求めてきたが、西側諸国は核兵器開発が目的だと見なしている。

イラン国営メディアによると、アラグチ外相は26日、もう一つの仲介国であるオマーンのハイサム・ビン・タリク・アル=サイード首長とホルムズ海峡の安全保障について協議し、外部の干渉を受けない地域安全保障の枠組みの構築を呼びかけた。アラグチ氏はその後、パキスタンに戻った。

アラグチ氏はXで、オマーンでの協議の焦点は「全ての大切な隣国と世界の利益となる安全な航行を確保する方法」などだったと明かした。

イランの準国営タスニム通信は、アラグチ氏とパキスタン当局者との会談では、「ホルムズ海峡における新たな法的体制の実施、補償の受領、好戦主義者による新たな軍事侵略の防止の保証、および海上封鎖の解除」が議題に含まれると報じた。この協議はイランの核計画とは無関係だという。

イランの駐ロシア大使のカゼム・ジャラリ氏は、アラグチ氏のロシア訪問について「国家の利益を前進させ、外部からの脅威に対抗するための外交的ジハードを継続する中で」プーチン氏と会談すると、Xに投稿した。

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