[23日 ロイター] - LSEG(ロンドン証券取引所グループ)が23日発表した第1・四半期は、取引の急増に支えられ、収益が過去最高となった。同社はまた、年間収益の伸びは予想範囲の上限寄りになるとの見通しを示した。
2月下旬に米国・イスラエルとイランとの戦闘が始まって以来、あらゆる資産クラスで取引が大幅に急増したことがLSEGのマーケット事業を後押ししている。
第1・四半期の総収益(為替変動の影響・回収分を除く)は9.8%増加し、市場平均予想の8%増を上回った。
LSEGは2026年の総収益(為替変動の影響・回収分を除く)の伸びが6.5%から7.5%という予想レンジの上限寄りになると見込んだ。
同社の株価は23日序盤の取引で4%上昇した。
LSEGは2つの圧力に直面している。同社株式を取得したアクティビストのエリオット・マネジメントがポートフォリオの変更と利益率の改善を迫る一方、人工知能(AI)が同社のデータ事業を脅かし、収益を圧迫するのではないかという懸念だ。
デービッド・シュウィマー最高経営責任者(CEO)の下、LSEGはアナリティクス部門に多額の投資を行っている。AIツールの展開・導入や、AIプラットフォームを通じて顧客にライセンスデータを提供するため、オープンAIやアンソロピックなどのAI企業と提携を結んでいる。
シュウィマー氏は声明で「2026年は全分野において素晴らしいスタートを切ることができた」と述べ、今年はAI戦略の実行に注力していくと語った。
ロイターはLSEGのニュース・データ端末「Workspace(ワークスペース)」にニュースを提供している。