打ち上げには米国の宇宙企業スペースXの「ファルコン9」ロケットを使う。すでに打ち上げ契約も締結済みで、今年11月に探査機を米国に輸送し、12月に打ち上げる。

打ち上げ後、探査機は高度6万kmに達する軌道に投入。燃料を節約するため、ゆっくりと月へ向けて飛行し、2か月半かけて月を回る軌道に入る。そして着陸場所を選定するなどし、徐々に降下。来年(2019年)2月13日の月面着陸を目指す。

着陸後、探査機は搭載している観測装置を使って、月の磁場の測定を行う。

また、エンジンを再度噴射して浮かび上がり、約500m移動する技術実証も行う。これまで月面での移動は、もっぱら探査車(ローヴァー)が使われており、浮上して移動する方式はこの探査機が初めてとなる。

spaceil003.jpg
月を模した環境で試験中の探査機 (C) SpaceIL

月探査も国から民間の時代へ

じつは、民間で月を目指しているのはスペースILだけではない。

グーグル・ルナ・Xプライズの終了後、参戦していた米国や日本のチームもまた、独自に月を目指して活動を続けている。

月も民間によるビジネスの舞台に