Caroline Valetkevitch

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は序盤の上げから急反落して取引を終えた。半導体大手エヌビディアの決算を受けたハイテク株の上昇が後退した。米雇用統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)の12月追加利下げを巡る不透明感が高まった。

ナスダック総合は9月11日以来の安値、S&P総合500種は9月10日以来の安値で引けた。投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は4月24日以来の高水準を記録した。

エヌビディアは一時5%値上がりしていたが、3.2%下落して引けた。ほとんどの半導体関連株もマイナスで、フィラデルフィア半導体指数は4.8%下落した。

ナスダックとダウ工業株30種は一日の変動幅が1000ポイントを超えた。ナスダックの日中高値と安値の差は4.9%ポイントで、日中の変動幅としては関税を巡り市場が動揺した4月9日以来最大となった。

企業による巨額の人工知能(AI)支出を巡る懸念からテクノロジー株の割高感が意識されており、ナスダックは10月に付けた最高値から大きく値を下げている。

米労働省が20日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月から11万9000人増加し、エコノミスト予想の5万人増を大幅に上回った。一方、失業率は4.4%と前月の4.3%から悪化し、2021年10月以来約4年ぶりの高水準に達した。

アージェント・キャピタル・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジェド・エラーブロック氏は「エヌビディアの決算の好調さと、AI投資に対する最近の懐疑的な見方から、きょうの市場は上昇すると予想していた。エヌビディアの決算は明らかにそうした懸念を払拭した」と語った。

相場が反転した要因を特定するのは難しいが、同氏は「ここ2週間ある種のディフェンシブな売買が続いていたので、その継続かもしれない」と語った。

S&P総合500種の主要セクターで上昇したのは主要消費財(1.1%高)のみ。情報技術の下げ(2.7%安)が最大だった。

エヌビディアは19日に発表した第3・四半期決算で売上高が市場予想を上回った。第4・四半期の売上高見通しも予想を超えていた。

同社のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、AIに関する懸念をかわし、「われわれには全く異なるものが見えている」と述べた。

小売り大手ウォルマートの株価は6.5%上昇。今年2度目となる通期業績予想の上方修正や、ニューヨーク証券取引所からナスダック市場への上場変更を12月に決定したことを受けた。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.25対1の比率で上回った。ナスダックでも3.07対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は214億5000万株。直近20営業日の平均は199億4000万株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 4575 -38 -0 4656 468 4572

2.26 6.5 .8 7.51 56. 8.93

1 4 75

 前営業日終値 4613            

8.77

ナスダック総合 2207 -48 -2 2305 231 2204

8.05 6.1 .1 7.00 47. 3.20

8 6 33

 前営業日終値 2256            

4.23

S&P総合500種 6538 -10 -1 6737 677 6534

.76 3.4 .5 .93 0.3 .05

0 6 5

 前営業日終値 6642            

.16

ダウ輸送株20種 1552 -21 -1      

5.72 9.6 .4

7 0

ダウ公共株15種 1104 -2. -0      

.18 51 .2

3

フィラデルフィア半導体 6352 -31 -4      

.07 7.9 .7

6 7

VIX指数 26.4 +2. +1      

2 76 1.

67

S&P一般消費財 1787 -31 -1      

.54 .46 .7

3

S&P素材 534. -8. -1      

14 79 .6

2

S&P工業 1249 -21 -1      

.30 .65 .7

0

S&P主要消費財 860. +9. +1      

94 43 .1

1

S&P金融 848. -7. -0      

98 67 .9

0

S&P不動産 254. -0. -0      

32 95 .3

7

S&Pエネルギー 676. -7. -1      

38 29 .0

7

S&Pヘルスケア 1762 -11 -0      

.52 .02 .6

2

S&P通信サービス 422. -4. -1      

78 59 .0

7

S&P情報技術 5461 -14 -2      

.45 9.2 .6

8 6

S&P公益事業 445. -2. -0      

42 34 .5

2

NYSE出来高 14.7          

3億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 485 - 大阪比    

05 14

15

シカゴ日経先物12月限 円建て 484 - 大阪比    

55 14

65

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