[16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のミラン理事は16日、現在の金融政策は引き締め的に過ぎるとの見解を示し、25ベーシスポイント(bp)の利下げではペースが遅すぎると述べた。国際金融協会(IIF)の会合で発言した。
ミラン氏は、米経済はかなり良い状況にあるとしながらも、中国によるレアアース(希土類)の輸出管理強化などのショックに対しより脆弱になると指摘。このところ発生したリスクにより、利下げの必要性がさらに高まっているとした。
その上で、FRBの政策はデータ依存ではなく予測依存でなければならないと語った。
ミラン氏はまた、金融政策の独立性を守るため、トランプ政権の政策について議論する際には「オールオアナッシング」のアプローチを取らなければならないと述べ、関税が経済に及ぼす影響についての他の政策担当者の懸念を痛烈に批判。「中央銀行の当局者がたびたび『関税がXベーシスポイントのインフレを引き起こしていると思う』と発言するのは、一部の有権者の利害だけを標的にしていることになる。そうなると、その有権者は中央銀行を政治的だとみなし始めるだろう」とした上で、全ての政策について話すか、どれについても話さないかという包括的なアプローチを取るべきとの考えを示した。