トルコ軍がシリア北西部アフリンを支配するクルド人勢力「人民防衛部隊」(YPG)に先月から越境攻撃を続ける中、アサド政権を支持する民兵組織がYPGの援軍としてアフリン入りし、紛争の構図が複雑化している。

YPGは、トルコ軍が21日にアフリンを空爆し、地上での戦闘も激化したと明らかにした。

国営メディアによると、シリアのアサド政権を支持する民兵組織が21日、アフリンに入った。体制派の指揮官は、ロシアがシリア軍のアフリン入りを遅らせようと介入したため、代わりに武装した民兵組織がアフリンに入ったと説明した。

一方、トルコ政府は21日、YPGを支援するためアフリンに入った体制派の部隊に対し、「重大な結果」に直面すると警告した。

エルドアン大統領の報道官は記者会見で「(シリアの)体制派や他の集団によるこちら側へのいかなる行為も重大な結果を招く」と述べた。また、トルコはシリア政府と直接協議していないが、間接的にメッセージは伝わっていると語った。

アフリンでは、トルコ軍がアサド政権側の部隊と直接対峙する格好となり、シリア内戦を巡り対立する米国とロシアを含めた各勢力の関係はいっそう複雑になりそうだ。

タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は21日、アフリン情勢について聞かれると、シリアの全戦闘員は政府と協議すべきとの考えを示した。

[ベイルート/アンカラ 21日 ロイター]
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