Maya Gebeily

[ベイルート/カイロ/ガザ 4日 ロイター] - レバノンの首都ベイルートでイスラム組織ハマス幹部サレハ・アルーリ氏がドローン(無人機)攻撃で殺害されことについて、ハマスと協力関係にあるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者は「沈黙していられない」と述べたが、ハマスを攻撃するイスラエルへの明確な報復の示唆は避けた。

ヒズボラの指導者ナスララ師は3日、テレビ放映された演説で、アルーリ氏の殺害は「イスラエルによる明白な侵略」だと非難。イスラエルがレバノンに戦争を仕掛けることを選択した場合、ヒズボラによる戦闘行為に「上限もルールもない」とし、「われわれとの戦争を考える者は後悔する」と語った。

パレスチナ自治区ガザでハマス掃討作戦を続けるイスラエルは、アルーリ氏殺害への関与を肯定も否定もしていない。

イスラエル軍のハガリ報道官は、ヒズボラによる報復の可能性にどのように備えているか記者に問われ、直接の回答を避けた上で「ハマスとの戦闘に集中している」と述べるにとどめた。

ヒズボラ、イスラエル双方ともにガザ周辺地域への戦闘拡大を望まない姿勢を示唆した格好となった。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官もナスララ師の演説について「ヒズボラがハマス支援に前のめりな様子をわれわれは目にしていない」と分析した。

ガザでの戦闘開始以降、ヒズボラはレバノン南部の国境でイスラエル軍と交戦を続けてきた。

ナスララ師はイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍の無人機攻撃で殺害されてから4年を迎えるのに合わせて演説した。

イラン南東部ケルマンでは3日、ソレイマニ司令官の墓がある墓地で行われていた追悼式典中に爆発があり、100人近くが死亡した。

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