Alex Lawler
[ロンドン 14日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は14日公表の月報で、2024年の世界石油需要の見通しを日量110万バレル増とし、従来予想から13万バレル引き上げた。米経済の見通し改善と原油価格の低下を理由に挙げた。
13日閉幕した国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)は化石燃料からの脱却を進めることで合意したが、月報は目先の石油消費が堅調に推移する見通しを示した。ただ、石油輸出国機構(OPEC)は13日付の月報で24年の世界石油需要を225万バレル増と予想しており、IEAと大幅な開きがなおある。
IEAは24年需要予測の上方修正について、先月の月報と比べて経済成長率見通しがやや改善したためとし、経済の「ソフトランディング(軟着陸)が視野に入りつつある米国は特にそう言える」とした。
価格低下が「石油消費のさらなる押し上げ材料になる」とした。
23年については、世界石油需要を230万バレル増とし、従来見通しから9万バレル下方修正した。増加分の8割を中国が占めるとした。
23年第4・四半期の需要の伸び見通しは、40万バレル引き下げて193万バレル。景気見通しの悪化が理由で、欧州、ロシア、中東が修正分の大半を占めるとした。