[ロンドン 15日 ロイター] - JPモルガンは15日、今年の新興国のハイイールド(HY)社債のデフォルト(債務不履行)率の予想を6%から9.7%に引き上げた。中国の不動産部門で問題が相次いでいることが背景。

今年の社債デフォルトの40%近くは中国の不動産会社が占める見通し。次にロシアの35%、ブラジルの12%が続く見込みという。

同行のアナリストはリポートで「特に(中国の不動産開発大手)碧桂園の問題とセクター内への波及効果を踏まえ、アジアHYのデフォルト率予想を4.1%から10.0%に引き上げた」と述べた。

JPモルガンによると、碧桂園が本格的なデフォルトに陥れば、新興のハイイールド社債の年初からのデフォルト累計に99億ドルがプラスされるという。

また、中国不動産セクターのデフォルト累計は170億ドルに達するという。中国不動産セクターでは過去2年半ですでに1000億ドルのデフォルトが発生している。

このほか、中南米でのデフォルト率予想を6.6%から7.1%に、欧州新興国でのデフォルト率予想を15.7%から23.4%にそれぞれ引き上げた。

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