「ライブブームは、音楽業界が直面している問題の一面でもある。ほとんどのアーティストはアルバムの売り上げが落ち込み、以前よりも積極的にツアーをするようになった。最近はベテランアーティストによる素晴らしいコンサートも多い」

 ほかにも懸念すべきトレンドがある。大規模なコンサートが盛り上がる一方で、小規模なライブハウスは不動産相場の上昇などから閉鎖が相次いでいるのだ。BBCによると、過去10年間にロンドンのライブハウスの40%が閉鎖に追い込まれた。

「ライブを取り巻く状況は、(UKミュージックの)報告書が描くほどバラ色ではない」と、マコーミックはクギを刺す。

 ライブが盛り上がるのは、優れたアーティストがいてこそ。未来のスターにチャンスを与えるライブハウスの減少は、イギリスの音楽業界にとって頭の痛い問題といえそうだ。