[国連/キエフ 16日 ロイター] - ウクライナは国連安全保障理事会に対し、同国東部の親ロシア派が実効支配する2地域の独立承認に向けたロシア議会の動きについて、17日の会合で議題に取り上げるよう要請した。

安保理は既に、ウクライナ情勢や同国の東部紛争終結への道筋を示した「ミンスク合意」について話し合う予定だった。

ロシア下院は15日、ウクライナ東部ドンバス地域の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認するようプーチン大統領に要請する案を可決した。

ウクライナのキスリツァ国連大使は安保理メンバーへの書簡で、ロシア議会の15日の動きは、ウクライナ国境沿いの部隊増強に続き、「ウクライナの領土保全や世界の安全保障の枠組みへの脅威を一段と高めた」と批判。ロイターが書簡を閲覧した。

ミンスク合意が骨抜きになるとの懸念も示した。

国連安保理はロシアが2014年にウクライナ領クリミア半島を併合して以降、ウクライナ情勢を話し合うため何度も会合を開いているが、ロシアは常任理事国で拒否権を持つため、安保理としての行動を取ることができない。

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