小1~小3の4人に1人が知らない人物とやりとり

本人が意図していても、していなくても、子どもが児童ポルノの加害者になっている一因がこれなのだ。

次に「SNSやゲームで知り合った人による誘い出し」について見ていきたい。

近年、児童ポルノを欲する人間は、自ら手を下すより、オンラインで知り合った子どもから、それを入手しようとする傾向にある。

たとえば、その人物がゲームで知り合った子にターゲットを絞ったとする。すると、その子と同世代の人間であると名乗り、チャットで様々な話をし、LINEを交換してプライベートのやりとりをする。そして信頼関係を築いたところで、目的の写真や動画を求めるのだ。

年配の人間が被害者と同年代のふりをして近づくこともあれば、10代の子が少し年齢の低い子をターゲットにすることもある。

これは「グルーミング」と呼ばれる手口で、オンライン上で信頼関係ができ上がってしまっているため、年齢が低い子であればあるほど安易な気持ちで求められることに従ってしまう。

今は大半の家庭で、子どもにオンラインゲームやSNSを自由にやらせているだろう。親はまさか自分の子がそこで犯罪に巻き込まれるとは思っていない。

しかし、東京都の調査では、小1~小3の子どものおおよそ4人に1人が知らない人物とやりとりをしたことがあると答えている。さらに驚くのは、そうした経験のある小学生の2~3割が身体の写真や動画を相手に送信した経験があると回答しているのだ。

こうした統計を前にして、「うちの子は絶対にない」と断言できる親がどれだけいるだろうか。

三つ目の「恋愛の延長で行われる犯罪」も拙著で大きく取り上げた事案だ。

中高の教員によれば、今の10代の子たちの間では、「ネットの恋人」という存在が普通になっているそうだ。

ネットの恋人と映像を送り合うようになる
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