格付け会社ムーディーズは24日、ブラジルの格付けをジャンク級(投機的等級)となる「Ba2」に2段階引き下げ、格付け見通しは「ネガティブ」とした。これにより主要格付け機関3社のブラジル格付けはすべて投機的等級となった。

 ムーディーズは格下げにあたり、ブラジルの債務状況の一段の悪化と景気の大幅な減速を指摘。向こう2─3年間にわたり財政緊縮化の進捗具合は遅延し、経済成長も鈍化するとし、公的債務の対国内総生産(GDP)比率は3年以内に80%を超える恐れがあると警告した。

 さらに、ルセフ大統領の弾劾手続きが進められるなか政治的に不安定となっていることで、赤字削減と構造改革の実施が困難になる恐れがあるとした。

 ブラジル財務省は、ムーディーズによる格下げを受けても財政調整と公的債務の安定化に向けた取り組みに変更はないとの見解を発表した。

[ブラジリア/サンパウロ 24日 ロイター]
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