高市早苗首相は28日午前、来日中のトランプ米大統領と初めて対面で会談する。故・安倍晋三元首相とトランプ氏の結びつきを土台に、自身も早期に信頼関係を築き、日米の同盟関係をさらに強化したい考え。高市氏は27日夕、「偉大な日米同盟を、一緒に一層強化していくための議論ができることを楽しみにしている」と短文投稿サイト「X」に書き込んだ。

会談では日米が合意した5500億ドル(約83兆円)の対米投融資の実行や、日本の防衛力増強などが主要な議題になる。事情を知る関係者によると、日本側は半導体や重要鉱物、エネルギーなどの分野で投融資の案件候補を伝えるとともに、防衛費を増額する方針を表明する見通し。

トランプ氏の滞在中、日米は造船や先端技術の協力について覚書を結ぶ。米政府の関係者によると、トランプ氏は30日に韓国で中国の習近平国家主席と会談を調整しており、その前にアジアの重要な同盟国・日本との結束を示したい考え。日本側は大豆やフォード・モーターの自動車、液化天然ガス(LNG)など米産品の購入を伝えることも調整している。

高市、トランプ両氏が対面で会談するのは今回が初めて。25日に電話で会談した際、トランプ氏は緊密な関係を築いた安倍元首相の思い出話に触れたという。トランプ氏は記者団に、高市氏が安倍氏と良好な関係にあったことに言及した上で、「彼女はきっとうまくやる」と語った。

一方、高市氏は記者団に「とても快活で楽しい方」との印象を述べた上で、「私のこともよく認識していただいていた」「安倍首相がとても気にかけていた政治家であることも知っていると話していた」と電話会談の内容を説明した。



[ロイター]
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