<世界中が熱狂するはずのW杯が大炎上している。その要因は今大会から導入された「ダイナミック・プライシング」にあるようだ>
2026年のFIFAワールドカップ(W杯)への観戦を計画しているなら、チケット代は覚悟した方がよい。
最近になって判明した決勝戦の最安値チケットは、4年前のカタール大会でファンが支払った額の10倍以上となっていた。しかもこれは、FIFAが導入した物議を醸す「動的価格設定」システムによって価格がさらに上昇する前段階にすぎない。
2026年、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で共同開催されるサッカーW杯のチケットは、大会史上最も高額なものとなった。この急激な価格上昇により、「金のある者だけの大会になりつつある」と批判する声が上がっている。ニュージャージー州イーストラザフォードで行われる決勝戦のチケットは現在、約6300ドル(約95万円)から購入可能となっている。転売市場では2万5000ドル(約380万円)以上で出品されているものもある。
FIFAは非営利団体であるにもかかわらず、アクセスよりも収益を優先しているとして、ファンや政治家から非難の声が上がっている。
本誌はFIFAにコメントを求めている。
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