「見えない賭け」とは

動的価格設定のもとでは、チケット価格は需要に応じて上下する。ただし販売開始時点では、ファンも自分が何の試合のチケットを買ったのか、ほとんどわかっていない。

大会のスケジュールがまだ確定していないため、スタジアム、都市、対戦カードは未定のまま、チケットが販売されているからだ。400ドルの席が、イングランド対ブラジルという好カードになるかもしれないし、ニュージーランド対ウズベキスタンという通好みなカードになるかもしれないのだ。

この不確実性により、早期購入は一種の賭けとなるが、それでも多くの人が購入に踏み切っている。

今回のW杯は最後の「偉大さ」を目撃するチャンスかもしれないと考える者もいる。リオネル・メッシ率いるアルゼンチン代表はすでに出場権を獲得しており、2026年大会は、史上最高の選手のひとりであるメッシにとって最後のW杯出場になる可能性があるのだ。メッシを世界最高の舞台で見ることを期待するファンは、自分のチケットがメッシの試合になるかどうかもわからないまま、金を払っている。

重要なのは、スタジアムを満員にすること
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