<極限まで体を開発する...いにしえの世界から伝わるトレーニング技術、キャリステニクスについて>

日本でも定着した「自重トレーニング」。そのきっかけは、2017年に邦訳版が刊行された『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』(CEメディアハウス)だった...。

元囚人でキャリステニクス研究の第一人者ポール・ウェイドが語る、筋肉について。第3章「監獄アスリートのマニフェスト」より一部編集・抜粋。

◇ ◇ ◇

強さへの旅

世界のどの国であってもいい。ジムに一歩足を踏み入れると、自分は強いと思い込んでいるステロイドユーザーと出会う。

彼らの自信は、周囲45センチの腕、重いバーをベンチプレスできること、タンクトップやTシャツからはみ出る大きな筋肉が背景になっている。

彼らは、本当に強いのだろうか?


・正真正銘の筋力を持っている人は、その中に何人いるだろうか?

・体を完全に沈み込ませるワンアーム・プッシュアップ(片腕だけの腕立て伏せ)が20回できる人は、何人いるだろうか?

・立ったまま後ろに反り返って床面に手をつけることができる、柔軟で強い背骨を持つ人は、何人いるだろうか?

・支えを使わずに片足でしゃがみ込み、そのまま立ち上がる膝と股関節の力を持つ人は、何人いるだろうか?

・頭上にあるバーをつかんで申し分がないワンアーム・プルアップ(片腕だけの懸垂)ができる人は、何人いるだろうか?

多分、いない。どこのジムに行っても、こういった偉業ができるボディビルダーを見つけることはできない。

ところが、メディアと一般大衆にとって、強く健康的な人の典型といえば、ジムにいる、ふくらんだ体を誇示しながらポーズを取る人たちを指している。

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本物の強さを手に入れるには?
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