「高リスク妊娠を専門とする医師からは、『あなたのせいじゃない。大きく生まれてくる赤ちゃんもいるんです』と言われた」とホーキンスは語る。それでも、ヘイゼルがこれほど大きく、そしてこれほど劇的にこの世に誕生することになるのかを予想していた者はいなかった。
ホーキンスは出産を「まさにジェットコースターのようだった」と表現している。妊娠37週の定期健診では、通常のノンストレステスト(NST)を受けていた。
その日ホーキンスは、1日中軽い腹痛を感じており、血圧も高めだった。1時間のモニタリングの後、彼女はすでに本格的な陣痛に入っており、そのまま入院することになった。
当初の分娩は順調に進んでいたが、状況は一変した。丸1日の陣痛と1時間のいきみの末、赤ちゃんの肩が骨盤に引っかかる「肩甲難産」が発生し、緊急の対応が必要になった。
「聞こえてきたのは『医者を呼んで!』と『とにかく押して!』って声だけだった」とホーキンスは本誌に語る。「本当に怖かった。看護師や医師たちが部屋に駆け込んでくるのが見えた」
ヘイゼルは1分以上も産道で引っかかった状態が続いた。ようやく取り上げられたあと、一瞬だけ母親の胸に抱かれたが、すぐに呼吸の問題が見つかり、新生児集中治療室(NICU)へと運ばれた。
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