欧州連合(EU)欧州委員会は3日、人工知能(AI)に関する包括的な法律「AI法」に基づいた汎用目的AI(GPAI)の規則の施行が2025年終盤になると発表した。GPAIの規則公表を5月2日に計画していたが、先送りしてきた。

AI法は昨年6月に施行され、これまではGPAIの規則を含むAI法の重要な条項を8月2日に適用する計画を示していた。米IT大手アルファベット傘下のグーグル、メタ・プラットフォームズ、欧州のミストラルやASML、EU加盟国の一部政府は、GPAIの規則公表が遅れていることなどを受けて、AI法の導入を遅らせるように求めている。

欧州委の広報担当者によると、欧州委は今後数日以内にGPAI規則を公表し、8月に関連企業が署名する見込みで、「AI法のGPAI規則に関し、25年終盤を検討しながら実施する時期について議論している」と説明した。

GPAI規則への署名は任意となっている。ただ、一部大手IT企業が既に意向を表明しているように署名を拒否した場合、署名した企業に提供される法的な確実性を受けることができなくなる。

AI支援団体のザ・フューチャー・ソサエティーのニック・モエス事務局長は、GPAI規則がAI法の主要部分となるだろうと指摘。GPAI規則は川下の利用者や、企業顧客がどの程度の品質を期待できるかを明確化するようになり、米国企業が利用者を欺き、信頼性の低い製品を採用することを難しくするとの見解を示した。



[ロイター]
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