2021年以前はスマートフォンを見て過ごす時間が多く、インフルエンサーやセレブやフォローし続けていた古い友人を相手に、一方方向の社会的関係を築いていたという。

当時はそうしたバーチャルな関係が有意義で重要だと考えていた。そこから退いて、そうした関係が実はどうでもよかったこと、必要なのは日常の現実の中で出会う人々について知っておくことだけだったと気づくまでは。

その気づきにハッとさせられると同時に、解放された思いだったという。

TikTokの反響の大きさには、SNSに戻って間もなかったこともあり、驚いたとヴァンさんは話す。

「SNSに戻ってアカウントを作ったばかりだったので、こんなに話題になったことに驚いた」とヴァンさんは言い、「でもとても勇気づけられた」と言い添えた。

「私の言葉が共感を呼び、物事がよく見えるようになってホッとしてもらえればうれしい」

ヴァンさんはこうした反響に励まされ、今後も感情に正直で心のこもったコンテンツをTikTokで作り続けたいと話す。

「自分の声を使って心に響くコンテンツを作り続けられたらと思う。この体験は、自分独特の物の見方を共有し続ける励みになっている」

(翻訳:鈴木聖子)

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