赤十字国際委員会の声明によると、ラファの赤十字野戦病院には3日に負傷者184人が搬送され、その大半が銃弾による負傷者だった。

「意識のある患者は全員、物資配給場所を目指していたと語った」と、声明は指摘した。

サラマさんが3日にようやく拠点に到着した時には、もう何も残っていなかった。

 

「残念ながら何も見つからなかった。非常に、非常に、非常に大きなゼロだ」

支援物資が尽きてからも、人々は到着し続けた。

「私は引き返そうとしていたが、人波が私を前へ押しやった」

前方にはGHFの警備員がおり、群衆に催涙スプレーを使用しているのを目撃したという。

GHFは催涙スプレーの使用について承知していないとした上で、職員は市民を保護するために非致死的な措置を使ったと説明した。

「私は声を振り絞って叫び始めた。兄弟たちよ、私は何も欲しくないのだ。ただここを去りたい、去りたいと」とサラマさん。

「手ぶらで去った。落ち込んで家に帰った。悲しみと怒りで一杯で。そして空腹だった」



[ロイター]
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