ロイターはサラマさんの証言について、全ての詳細を独自に確認することはできなかったが、その内容は取材した他の2人の証言と一致した。この2人も配給現場との往復途中、頭上を弾丸が飛び交い、はいずり回ったり身を隠したりしたと語った。

証言者3人全員が、ラファとの往復途中で死体を目撃したと述べた。

 

ラファ近くの赤十字野戦病院は声明で、3日に拠点付近で行われた攻撃による死者の数を確認した。

GHFが5月26日に活動を開始して以来、多くの死者が出ている事態について説明を求められたGHFは、同団体の拠点やその周辺で死傷者は出ていないと表明した。

イスラエル軍は詳細なコメント要請に応じなかった。軍報道官のエフィー・デフリン准将は8日、記者団に対し、イスラム組織ハマスが部隊を挑発するために「全力を挙げて」おり、部隊は「脅威を阻止するために射撃している」と説明した。デフリン氏は物資配給拠点の周辺を「戦場」と呼び、軍事調査が進行中だと述べた。

サラマさんは新しく始まった物資配給のシステムについて十分聞いており、援助を受けるのは困難だと分かっていたが、5人の子どもには食料が必要だったと話す。子どもらはこの数カ月間、レンズ豆やパスタしか食べておらず、1日1食の日も多いという。

「米国企業(GHF)の援助拠点に行くのはまったく嫌だった。どれだけ屈辱的なことかを聞き、知っていたからだ。だが、何が何でも家族を食べさせる必要があり、やむを得なかった」

飢饉のリスク