<今年のマイアミ・オープンで一気に注目株に。アレックス・イーラが語るテニスへの愛と夢──(インタビュー)>

人はティーンの時期に体も心も目まぐるしく変化し、時に軽々と限界を超えていく。5月に20歳になったばかりのフィリピンの女子テニス選手アレックス・イーラ(Alex Eala)の場合、その躍進はまさに異次元だ。

【動画】本誌のインタビューを受けるアレックス・イーラ(Alex Eala)

今年3月のマイアミ・オープンでは、ワイルドカード(主催者推薦)での出場ながらトップ選手のマディソン・キーズ(Madison Keys)とイガ・シフィオンテク(Iga Świątek)を撃破し、世界中の話題をさらった。

結果、イーラは女子テニス協会(WTA)の世界ランキングで140位から75位に急上昇、フィリピン選手として初のトップ100入りを果たした。歴史的な快挙だ。

その後もマドリード・オープンに出場し、5月前半にはイタリア国際に参戦。ランキング3位だったココ・ガウフと組んだダブルスで、準々決勝まで進出した。

そして迎えた赤土(クレー)コートの全仏オープン。イーラは四大大会(グランドスラム)で初めて、ワイルドカードではない枠で本戦出場を果たした(惜しくも初戦で敗退)。

普通に考えれば、すごい進化だ。でもイーラは、決して舞い上がったりしない。「変に考えすぎないことにしている。あんまり深読みすると相手に圧倒されちゃって、手に負えなくなる」。彼女は本誌にそう語った。

アレックス・イーラ(Alex Eala)
世界の大舞台を夢見ていた COURTESY OF ALEX EALA

「でも、これがツアーを転戦するテニス選手の生き方。私はそれを小さい頃から夢見てきた。そこに身を置き、偉大な選手に囲まれている日々に感謝しているし、とても恵まれていると思う」

取材時にまだ10代だった若者が「小さい頃から」と言うのにはやや違和感があったが、彼女にとってはリアルな感想だろう。イーラの両親(マイクとリザ)は、彼女と兄のミコに幼い頃からテニスを習わせてきた。

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