<小学生レベルの言い訳でミスを認めない政権の姿勢から一転、「誰かが責任を取るべき」というムードに。トランプ政権内で「MAGA信者vs常識派」の戦いが始まった>

トランプ米政権にスケープゴートは要らない。ミスが起きたとき、ダメージを修復するために必要になるのがスケープゴートだ。だが、トランプ政権に間違いはあり得ない。

だからこそ、米アトランティック誌(The Atlantic)の「爆弾報道」以来、起きていることは興味深い。

アトランティックは3月24日、イエメンの反政府勢力フーシ派への攻撃計画を協議する政権幹部のグループチャットに、同誌のジェフリー・ゴールドバーグ編集長が誤って追加されたと報じた。その結果、マイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)が苦境に陥っている。

ウォルツは暗号化メッセージアプリのシグナルで自ら主催したグループチャットにゴールドバーグを招待した張本人だ。とはいえ、過ちを犯したのはウォルツだけではない。

参加者の1人、ピート・ヘグセス国防長官は攻撃開始前の時点で、機密情報の作戦詳細を明らかにしていた。J・D・バンス副大統領は、ドナルド・トランプ大統領の決断や理解度を疑問視する発言をしている。彼らは全員、このチャットの存在自体を問題として報告する義務があった。

それでも、アトランティックによる暴露の後、誰かが責任を取るべきかもしれないとのムードが漂い始めているのは、「トランプ世界」では珍しい展開だ。これまでにないことは、これからもないとは限らない。誰かが責任を問われるとしたら、それはウォルツになりそうだ。

現代を象徴する「多面的な成功」が輝いた夜──シャルル・ルクレールが語った"FACETS"の価値
現代を象徴する「多面的な成功」が輝いた夜──シャルル・ルクレールが語った"FACETS"の価値
PR
現在、複数の「チャット」でウォルツの処遇を議論中・・・
【関連記事】