なぜ尿酸が排出されないのか

ではそもそもなぜ、老廃物である尿酸が尿から排出されずに体内で氾濫してしまうのか。その原因は簡単に分けると3つある。

①口から入ってくるプリン体の量が多すぎる。

②体内で生成されるプリン体の量が多い。

③それらを排出する腎臓の機能が落ちている。

血液検査の項目には、GFRcreatの値やクレアチニンなど腎臓機能を表す値もあるが、そのあたりの専門的知見は、僕のような素人が安易にテキスト化するのもよろしくあるまい。

①と②のプリン体の総量が多すぎる場合、原因は常に複合的なものである。一般的にプリン体自体は、口から摂取される量よりも、体内で生成される量の方が多いとされている。

③の状態に陥る場合、生活習慣での原因は大きく二つある。

まず、アルコールでの酩酊状態は、著しく尿酸を排出する能力が落ちる原因になるという。特にアルコール分解能力の弱い人の多い、東アジアの地域には、痛風の患者が多いとも言われている。

もう一つは、糖を吸収するためにインシュリンのホルモンが分泌されている時も、尿酸の分解機能は落ちるということである。

つまり、尿酸値が高い場合は、極論を言えばアルコール摂取も、甘いものを食べるのもダメということだ。

尿酸値8.4の「痛風宣告」

採血の結果、僕の血液中の尿酸値は、8.4。これは痛風確定の値である。

通常、尿酸値が7以上の値であればいつ痛風の発作が発症してもおかしくないという。痛風の発作が起こる頻度や、耐性にはこれまた大きな個人差があるらしい。中には尿酸の値が12くらいでも発作が起きない人もいれば、僕のように8を超えた段階で発作が起きる人もいて、まちまち。

発症する数値も痛風の遺伝的な要素が強い部分であるという。8強の値で、痛風の発作に至った我が身は、やはり冒頭でも書いた通り「痛風家系」ということか。

いずれにしても、尿酸値7を超えた「高尿酸血症」なる人は、日本に1000万人以上いるのだという。実に成人男性の2割という高い数字である。

「高尿酸血症」は先に記述したように、放置したままにするのはよろしくない。腎不全や、脳卒中や心臓病などの循環器系の病気を引き起こすほか、高血圧や高血糖などを複合的に合併し、人体に悪い影響を及ぼし続けるというのだ。

ちなみに、痛風はその患者の実に98パーセントが男性。男性ホルモンであるテストステロンは、プリン体を尿酸として排出する腎臓の機能を「抑制」し、女性ホルモンであるエストロゲンは、逆にその機能を「促進」する働きがあることに関連があるらしい。

かくして尿酸値による痛風宣告が、正式に下されて僕の痛風悶絶生活は、始まった。

プリン体が桁違いに多いのが、、、
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