テスラの株主は、同社の企業構造上、最高経営責任者(CEO)を直接、決議で解任する権限を持っていない。その権限は取締役会にある。

だが、マスクのリーダーシップが「投資を危険にさらす」と考えれば、株主は取締役会に影響を与えることができるかもしれない、と起業家精神を専門とするシラキュース大学経営学部のデビッド・パーク教授は本誌に語った。

「解任劇が起きるとすれば、大口投資家からの圧力で十分な数の取締役がマスクの言動がテスラの業績や企業イメージを劇的に悪化させると判断した場合だ」

「受託者義務違反に問われるような許容できないリスクが生じた場合、またはマスクが経営者であることに関連して業績が著しく悪化した場合」には、取締役会がマスクの解任に動く可能性はあるとパークは語る。

そして「経営のプロで、マスクほど毀誉褒貶の激しくない」人物を新しい経営者として迎え入れることになる可能性が高い。

だがそうなれば「(マスクに)好意的な小口投資家が離反したり、市場にかなりの衝撃をもたらす」ことになるだろうとも言う。

現時点では、創業者であるマスクが解任される事態は「考えにくい」とパークは言う。マスクはこれまで長年にわたって「野心的な成長目標を達成し続けてきた」し、現時点では一般投資家からの大きな反発なども起きてはいないからだ。

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マスクという資産が負債に変わるとき
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