[ソウル 25日 ロイター] - 韓国疾病予防管理局(KCDC)は25日、新型コロナウイルスの国内の感染者について、新たに144人が確認され、累計977人になったと発表した。当局は、集団感染が起きた南東部大邱市の新興宗教団体「新天地イエス教会」の20万人を超えるとみられる信者にウイルス検査を実施する方針。

新たな感染者の多くは大邱市で確認された。死者は10人となっている。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は感染が明らかになって以来初めて大邱を訪れ、状況は深刻で今後1週間がウイルス封じ込めの鍵になるとの認識を示した。

大邱市の教団の主宰者は25日、信者全員の名簿を当局に提出することに同意したと明らかにした。現地メディアは信者の数は21万5000人と伝えている。

韓国政府は信者の情報が得られ次第、可及的速やかに検査する方針。首相官邸は声明で「感染拡大を防ぎ、国民の不安を和らげるためには信者全員の検査が不可欠との見地から、教会に信者の名簿提出を重ねて要請していた」と説明した。

これまでに確認された感染者の約68%が教会での集団感染に関連しており、世論の批判の矛先は教団に向けられている。

教団は、政府に信者の個人情報が公にならないよう要請した。

保健福祉省の次官は会見で、症状が見られる教団の信者約9200人のうち1300人前後の検査を優先する方針を示し、26日までに終えると述べた。「大邱市の状況を4週間以内に安定化させる目標に向けて最大限の努力をする」と表明し、症状が見られる同市の市民は全員隔離して検査するとした。

米疾病対策センター(CDC)は24日、韓国で新型ウイルスの感染が拡大していることを受け、同国への不要不急の渡航をすべて見合わせるよう国民に呼びかけた。

エスパー米国防長官と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は24日、共同会見で、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から両国軍が指揮所演習の縮小を検討していると述べた。

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