イスラエルのカッツ国防相は10日、イスラエルに対する「テロの脅威」を防ぐため、シリア南部に「イスラエル軍が常駐しない防衛地帯」を設けるよう命じたと述べた。詳細は明かさなかったが、防衛地帯は「シリアにおけるテロ組織の設立と組織化を阻止する」ことが目的だという。

さらに、イスラエル軍がイスラエル占領下のゴラン高原とシリアの間の緩衝地帯に拠点を築いていると表明。同地域の支配を強めていることを明らかにした。

 

イスラエル軍はアサド政権が崩壊した先週末以来、化学兵器を含むシリア軍の装備が反政府勢力の手に渡らないようにするためとして、シリア全土の一連の標的を攻撃している。

ネタニヤフ首相は「シリアの内政に干渉する意図はないが、われわれは安全を確保するために必要なことを行う。シリア軍が残した戦略的軍事施設が過激派の手に渡らないよう、空軍に爆撃を許可した」と明らかにした。

イスラエルのメディアは、空軍が250回もの攻撃を実施したと報道。軍は攻撃回数については明言を控えた。

イスラエル軍のショシャニ報道官も「われわれは戦略兵器が敵の手に渡るのを防ぐために行動している。これまで何年も、さまざまな方法や状況でこうした行動をとってきた。今もそれを実行している」と語った。

さらにカッツ国防相は、イスラエルに対する戦略的脅威を排除するための作戦の一環として、同国海軍のミサイル艦が9日夜の作戦でシリア軍艦隊を破壊したと述べた。

英海上警備会社アンブリーによると、少なくとも6隻のシリア海軍艦船が標的となった。映像には、1隻が傾き、他の5隻が沈没した様子が映っていたという。



[ロイター]
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