中国メディアの報道では、BYDはハンガリーの工場でEVとハイブリッド車を生産することも検討中だ。

オートモーティブ・フォーサイトのマネジングディレクター、イェール・チャン氏は「ハイブリッド車の分野は中国メーカーにとってより大きな成長機会をもたらしてもおかしくない。欧州により多くの手頃な価格の選択肢を提供し、価格に敏感な消費者を引きつける」と述べた。

販売台数で中国2位のメーカー、吉利汽車は先月、欧州向けブランド「リンク&コー」の下で新たなPHEVを投入。ロイターの質問に対して通商規制には言及しなかったが「最近世界中の市場で自動車メーカーがハイブリッド車のモデルの投入を増やしていることは、消費者の需要や購入傾向と整合性がある」とコメントした。

今年の欧州におけるハイブリッド車の需要拡大は、中国での過剰生産に悩む日本メーカーにとっても追い風だ。

中国の1―9月販売が29%落ち込んだホンダは、中国から欧州に従来のハイブリッド車2種類とPHEV1種類を輸出している。

中国から欧州へのハイブリッド車輸出増加は、欧州市場での価格競争を激化させかねないが、複数の専門家は中国メーカーがEUの追加的な関税発動を警戒してより慎重に振る舞う公算が大きいと予想する。

チャン氏はBYDのハイブリッドセダン「キンプラス」に言及して「欧州向け価格が2万ユーロに設定されれば、新たな激震が走るのは間違いない」と述べた。

[ロイター]
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