[25日 ロイター] - 米議会の民主党議員が、トランプ米大統領の弾劾への調査開始を正式に発表したことで、米金融市場は神経質な展開となっているが、歴史をみれば投資家はそう心配する必要はないかもしれない。

1974年にウォーターゲート事件を巡り当時のニクソン米大統領が辞任に追い込まれるまでの数カ月の間、米株式市場は大幅に下落し、ドルも急落した。

ただ、JPモルガンのジョン・ノーマン氏によると、市場の混乱の背景には、ニクソン氏による金とドルの兌換停止や、1973年末のオイルショック後の景気後退(リセッション)もあったという。

米金融市場は1998年のクリントン大統領の弾劾も切り抜けた。S&P500指数<.SPX>は、クリントン大統領の弾劾条項が下院に送られた1998年10月8日までの11営業日で10%下落した。しかし、同指数は10月21日までにこの下げ分を戻し、年末まで上昇を続け、27%高でその年を終了した。

投資家の間では、弾劾を巡る動きで先行きが不透明になり、市場は混乱しているが、長引く米中の貿易戦争が世界経済に及ぼす影響が最も大きな懸念事項だとの指摘がある。

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