<中国・習近平政権を悩ませる「デフレ三重苦」について解説したアニメーション動画の内容を一部紹介する>

借金(債務)と人口(少子高齢化)とリスク回避(買い控え)の「三重苦」に悩まされ、デフレからなかなか脱却できない中国。そんななか、これまで協調路線だったドイツの軍艦が22年ぶりに台湾海峡を通過した。

まさに内憂外患。パニックに陥った習近平政権がとった「愚かすぎる対応」とは──

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「世界に見捨てられる?...中国「デフレ三重苦」で習近平はパニックに【アニメで解説】」の内容をダイジェスト的に紹介する。

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物価は下がり続け、経済活動も鈍いままの中国。公式発表でも、2023年の公的債務残高は前年比で45%増加しており、今年上半期は上海を除くすべての地方政府(省レベル)が赤字となっている。
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この状況を受けて、習近平国家主席率いる政府は「砸鍋売鉄(ザークオマイティエ)」という古いことわざを持ち出し始めた。このことわざは「鍋をつぶして鉄を売れ」という意味で、どんな犠牲を出したとしても借金返済に向けた原資を調達しなくてはならない、という切迫感が表れている。

赤字に苦しむ地方政府は、民間人や外国企業の些細な法律違反にも厳しい罰金を科すなどして収入を増やそうとしているが、税収不足は深刻で債務弁済費用をなかなか調達できていない。

中央政府も100%国有の酒造会社「貴州茅台酒」の株式の10%を赤字の貴州省の地方政府に譲渡するなど、借金漬けの地方政府の救済に乗り出した。

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しかし、こうした政策は腐敗した地方官僚を喜ばせるばかりで、構造的な解決にはならないとして「白酒化債(マオタイ酒で債務を溶かす)」と揶揄される結果になった。

国外の投資家たちも中国の経済状況を理解しており、ドイツの自動車メーカー フォルクスワーゲンは、稼働率が50%台まで落ちたことを理由に2つ目の工場閉鎖を計画している。

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中国市場で業績が上がらなくなってきた外資系企業の本国政府では、中国市場ひいては中国政府との距離感の見直しを迫られている。

中国が「おいしい市場」ではなくなれば、政府の機嫌を伺う必要もない。経済の活力を失った中国で、政治的な拡張主義の野望も縮んでいけばいいのだが。

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■より詳しい内容については動画をご覧ください。

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