<「万能な栄養補助食品」は存在しない。誤解されやすいサプリの神話を専門家が解説する>

ドラッグストアでサプリメントの売り場に立てば、誰でも頭が混乱する。米疾病対策センター(CDC)によると、アメリカの成人の半数以上が栄養補助食品を摂取しており、年間数百億ドルを費やしている。

アメリカで最も人気があるのは「万能」のイメージが強いマルチビタミンで、わずかな差でビタミンDが続く。

しかし、実際にどのサプリがどのくらい必要なのか。栄養療法士でW-ウェルネス社の栄養コンサルタントのエリン・フィリエンに、サプリにまつわる3つの「神話」の真偽を検証してもらった。

■神話① ビタミンDは多く摂取するほどいい

「ビタミンDは骨を健康に保つために必要な栄養素で、カルシウムやリンの吸収を助け、気分や免疫系など体内の機能を調整する働きもある。ただし、過剰に摂取すると体内にカルシウムが蓄積されやすい」と、フィリエンは言う。

その影響としてよく見られるのは、血液中のカルシウム濃度が高くなる高カルシウム血症で、吐き気、嘔吐、倦怠感、頻尿などを引き起こす。重篤な場合は心臓の問題や腎不全を招くと、クリーブランド・クリニックは指摘する。

成人は1日4000IU(または100マイクログラム)以下、子供は2000IU(50マイクログラム)以下の摂取が推奨されている。

マルチビタミンは万能?「過剰摂取が危険なビタミンもある」
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