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筆者撮影

前出の柏崎市監禁事件の連れ去り現場は、もう一つのパターン、つまり、死角はないものの視線もない「見えにくい場所」だ。連れ去り現場となったのは、田んぼ道だった。

田んぼ道は、周囲をよく見渡せるが、そこには家の窓がないので、この道に周りから視線が注がれることは期待できない。さらに、この道にはガードレールがないので、車を使う犯罪者にとっては「入りやすい場所」でもある。

こうした景色が物理的に「見えにくい場所」だ。

なお、詳論する余裕はないが、心理的に「見えにくい場所」にも、管理が行き届いてなく、秩序感が薄い場所と、不特定多数の人が集まる場所という二つのパターンがある。

このようにして、危険な「入りやすく見えにくい場所」と、安全な「入りにくく見えやすい場所」を見分ける能力を「景色解読力」と言う。その能力を伸ばすには、VR(バーチャルリアリティ)が有効だ。

この視点から、神奈川県藤沢市では、防犯体験学習VRが活用されている。360度、前後左右上下を見ることができるので、「景色解読力」を高めるには、もってこいのツールである。ぜひお試しあれ。

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