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「20代は5.6万円のオートロック、今は木造3.95万円」...シングル女性100万人が迎える低年金の老後

2026年1月25日(日)18時10分
印南敦史 (作家、書評家)

物価高で苦しくなる生活、趣味の習い事は辞めなければ...

会社が設定した目標値に達していないという理由で評価が下がり、給料が減らされるなど理不尽な扱いを受けながらも、両親の借金を返済しながら前向きに進んでいるそうだ。

では、住まいの問題は?


「20代の頃は手取りもよかったので、5万6000円のオートロックで1Kのマンションに住んでいました。今の3万9500円の物件には30歳で越してきましたが、最初の頃と管理する不動産会社が変わったり、駅前の再開発はこのあたりでも進んでいて、いきなり取り壊しになって出ていかなきゃならないこともあり得ます。今、私のアパート辺りの家賃の相場は5〜6万ぐらい。引っ越すなら生活を切り詰めないと。そもそも46歳以降で引っ越せるのか、心配です」(123ページより)

手取りは17万円。家賃が5万円なら暮らしていける家賃比率30%以内にギリギリ収まることになる。とはいえ物価高の中で生活は今後もより苦しくなるため、趣味の習い事は辞めなければならないと考えているようだ。

では、こうした中高年シングル女性はこれからどうしていけばいいのだろう。

この点について著者は、当事者同士がつながっていくことの重要性を強調する。例えば、本書にしばしば登場する自助グループである「わくわくシニアシングルズ(以下わくわく)」の代表である大矢さよ子氏は、状況を「変える」ためにはどうすればよいかという著者の問いにこう答えている。

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