最新記事
MLB

大谷翔平の結婚発表で「ありもしない初恋の記憶動画」が完成した!と話題に

2024年3月1日(金)14時30分
ニューズウィーク日本版編集部

結婚発表から一夜明け、アリゾナ州グレンデールの球団施設で取材に応じる大谷 JOE CAMPOREALE-USA TODAY Sports-REUTERS

<突然の結婚報告で「大谷ロス」を感じた人も多いなか、高校時代に好きだった大谷を見つめ続けた人(という設定)のエモい動画が注目されている>

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が2月29日、自身のインスタグラムで日本人女性と結婚したことを発表。翌日には記者たちを前に、囲み会見で報告をした。

電撃ニュースに日本中が沸き、なんとなく失恋したような「大谷ロス」も話題になるなか、あらためて注目を集めたYouTube動画がある。

「오타니 쇼헤이 (大谷翔平) 'Ditto'」と題されたいわゆる「MAD動画」で、高校時代からの大谷の動画に、韓国の人気グループNewJeansの曲「Ditto」を合わせている。

作成されたのは昨年3月で、当初は以下のコメント(8カ月前)のように「大谷との存在しない切ない思い出を呼び起こすエモい動画」として楽しまれていた。

「小さい頃から家族ぐるみで仲良くさせてもらって、中学高校も同じ、野球部ではマネとして翔平くんのことずっと近くで見てきた。
『俺が甲子園に連れてくから』って目を見て言ってくれた彼がそれを飛び越えてこんな遠いところまで行っちゃうなんて。
こんな人を少しでも支えられたこと、好きになれたのは私の人生の宝物。いつかまた会えたとき、私のこと覚えててくれるかな。

なんていうことが本当にあったのではないかという錯覚を起こすレベルの傑作動画」

それが今回、大谷が結婚することで「この物語が完成した」と多くの人が絶賛。日本語、韓国語の入り交じるコメント欄にはこんな言葉が並ぶ。

■大谷選手ご結婚されたので、ようやく真の終わりと完成を迎えた、この存在しない記憶に浸りにきました。
■これずっと好きだった人が結婚しためちゃくちゃ切ないMVに変化して草
■今日の結婚という報告がこの動画の儚さとか"誰かの青春感"をより完成させてる気がしてすごく切ない気持ちになってる。改めて本当におめでとうございます。
■오타니 결혼으로 이 동영상은 완성되었다. 축하해요(大谷さんの結婚でこの動画が完成しました。おめでとうございます)
■오타니도 이 영상 한 번쯤은 봤겠지... 결혼 축하해요... ㅠㅠ(大谷さんもこの映像一度は見たことあるだろうなぁ...結婚おめでとうございます... 泣)
■今の状況で見る大谷dittoが一番沁みる
■結婚したと聞いてこの動画に戻ってきた
大谷くんと青春を過ごした同志たち、生きてる、、?

「有名人になって手の届かないところに行ってしまった初恋の相手が、自分の知らない人と結婚して本当に手の届かないところに行ってしまった」というわけだ。最後に一瞬だけ目が合って、大谷が背を向けるシーンもさらに意味が感じられるようになった。

投稿主が上げているのがこの動画1本のみなのに「ガチな思い」が感じられること、結婚発表直後に概要欄コメントを「末永くお幸せに。」に変更したことも見る人たちの心に刺さったようだ。

大谷さん、末永くお幸せに!

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

為替に関する既存のコミットメントを再確認=G20で

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型ハイテク株に買い戻し 利下

ワールド

米大統領とヨルダン国王が電話会談、ガザ停戦と人質解

ワールド

ウクライナ軍、ロシア占領下クリミアの航空基地にミサ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ暗殺未遂
特集:トランプ暗殺未遂
2024年7月30日号(7/23発売)

前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理由【勉強法】
  • 2
    BTS・BLACKPINK不在でK-POPは冬の時代へ? アルバム販売が失速、株価半落の大手事務所も
  • 3
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子どもの楽しい遊びアイデア5選
  • 4
    キャサリン妃の「目が泳ぐ」...ジル・バイデン大統領…
  • 5
    地球上の点で発生したCO2が、束になり成長して気象に…
  • 6
    トランプ再選で円高は進むか?
  • 7
    カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5…
  • 8
    もろ直撃...巨大クジラがボートに激突し、転覆させる…
  • 9
    日本人は「アップデート」されたのか?...ジョージア…
  • 10
    「轟く爆音」と立ち上る黒煙...ロシア大規模製油所に…
  • 1
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラニアにキス「避けられる」瞬間 直前には手を取り合う姿も
  • 2
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを入れてしまった母親の後悔 「息子は毎晩お風呂で...」
  • 3
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
  • 4
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 5
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子…
  • 6
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理…
  • 7
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 8
    「失った戦車は3000台超」ロシアの戦車枯渇、旧ソ連…
  • 9
    「宇宙で最もひどい場所」はここ
  • 10
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った猛烈な「森林火災」の炎...逃げ惑う兵士たちの映像
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラ…
  • 6
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 7
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを…
  • 8
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 9
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 10
    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中