中国CO２排出量、第3四半期は前年比横ばい 通年で減少も

写真は10月16日、中国浙江省寧波市で撮影。REUTERS/Maxim Shemetov

Colleen Howe

[北京 １１日 ロイター] - 中国の二酸化炭素（ＣＯ２）排出量が第３・四半期に前年同期比で横ばいだったことが明らかになった。気候変動に関する情報を提供する英ウェブサイト、カーボン・ブリーフがエネルギー・クリーンエア研究センター（ＣＲＥＡ）の調査結果を伝えた。

排出量が横ばいまたは減少となるのは１８カ月連続で、年末にかけて急増しなければ、今年のＣＯ２排出量は減少する可能性があるとしている。

第３・四半期はプラスチックの生産増加を背景に化学部門で排出量が増加した一方、他の部門は減少または横ばいだった。運輸部門は５％減、電力部門は横ばいだった。

風力、太陽光、原子力、水力発電による発電は、需要増加分の約９０％を賄った。