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アルゼンチンCPI、10月は前月比2.3%上昇 前年比7年余ぶり低水準

2025年11月13日(木)10時02分

写真はスーパーマーケットの看板広告の前を通り過ぎる女性。2017年5月、アルゼンチンのブエノスアイレスで撮影。REUTERS/Marcos Brindicci

[12日 ロイター] - アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が12日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、前月比上昇率が2.3%となり、9月の2.1%から加速した。ロイター調査によるアナリスト予想の2.2%も上回った。

一方、前年同月比では31.3%上昇と、前月の31.8%上昇から鈍化した。市場予想と一致し、18カ月連続で減速。カプート経済相によると、2018年7月以来の低水準となった。

ミレイ大統領は先月の中間選挙で圧勝し、厳しい緊縮財政政策への不満が多い中でも経済改革の推進が可能となった。選挙前にはインフレ急騰の可能性を懸念する声があったが、ミレイ氏圧勝のニュースが国内通貨市場の沈静化につながり、懸念が払拭された。

カプート氏は、10月のCPIを受けて「政府の経済政策の強さと、金融市場の変動による購買力への影響を抑制する財政・金融規律の成功が示された」とXに投稿した。

今年のインフレ率は、18年以来の最低水準になる見込み。中央銀行が先週発表した調査によると、国内アナリストは今年は前年比で29.6%と予想している。

ロイター
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