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NY連銀、常設レポファシリティー利用求める 流動性ニーズ巡り

2025年11月13日(木)09時52分

写真はニューヨーク連邦準備銀行。2023年6月、ニューヨークで撮影。REUTERS/Shannon Stapleton

Michael S. Derby

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀で金融政策の執行を担うロベルト・ペルリ氏は12日、連邦準備理事会(FRB)の短期資金供給制度「常設レポファシリティー(SRF)」を利用する必要がある企業は必要な時に活用すべきだと指摘し、大規模な利用は問題ないと述べた。

FRBの資産ポートフォリオ「システム・オープン・マーケット・アカウント(SOMA)」を運営する同氏は「経済的に合理的であればいつでも(SRFは)活用されることが望ましいし、期待されている」と語った。

ウォール街がSRFに慣れるにつれて利用が増える可能性があると指摘。「もしレポ圧力が持続したり、強まったりすれば、SRFはより広く、より大きく使われるようになり、金利上昇圧力は弱まるだろう」と述べた。

また、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はこの日、短期金利のコントロールを維持するための技術的取り組みの一環として、FRBが債券買い入れを再開すべき時期が近づいていると改めて表明した。

ペルリ氏は総裁の見解に同調。「正確なタイミングはいくつかの要因によるだろうが、ウィリアムズ総裁が言ったように、現在分かっていることを考えればおそらく長く待つ必要はないだろう」とした。

ロイター
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