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中国1─9月金消費、前年比7.95%減 安全資産需要で減少率鈍化

2025年11月10日(月)15時51分

 11月10日、中国黄金協会が発表した1─9月の中国の金消費量は682.73トンと、前年同期比7.95%減少した。写真は、上海の宝石店で2023年撮影(2025年 ロイター/Nicoco Chan)

[上海 10日 ロイター] - 中国黄金協会が10日発表した1─9月の中国の金消費量は682.73トンと、前年同期比7.95%減少した。価格上昇により購入が抑制された一方、安全資産としての底堅い投資需要が下支えした。

減少率は前年同期の11.18%から鈍化したが、今年上半期の3.54%からは拡大した。

安全資産への投資を反映する金の延べ棒・金貨の購入は前年比24.55%増の352.12トンとなり、総消費量に占める割合は51.58%で最大だった。同協会は、地政学的緊張と経済的不確実性の高まりを受け、価値保存手段としての金の魅力が強まったと分析した。

一方、金宝飾品の消費は価格上昇により需要が低迷し、32.50%減の270.04トンとなった。

現物金は1─9月に45%以上上昇した。上海先物取引所の指標金先物も40%近く値上がりした。

1─9月の国内産の原料による金生産は1.39%増の271.78トン、輸入原料による生産量は8.94%増の121.15トンで、総生産量は3.60%増の392.93トンだった。

ロイター
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