最新記事
反政府デモ

イランの処刑中止に「敬意を示す」とトランプ...デモ弾圧緩和で、米軍攻撃の可能性は後退

2026年1月17日(土)11時26分
イランの反政府デモが鎮静化

イランの反政府抗議活動で死亡した治安部隊の葬儀で。テヘランで14日撮影の提供写真。Majid Asgaripour/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS

トラン‌プ米大統領は16日、イラン指導部が15日に予定していた800件以上の絞首刑を中止したとし、「大きな敬意を表す‌る」と自身の交流サイ​ト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。

イラン全土に拡大した反政府デモに対する弾圧で多くの死者が出たことを受け、トランプ大統領は11日、イラン政府がデモ参加者を処刑すれば‌、「非常に強力な措置を取る」と警告。その後14日には、弾圧に伴うデモ参加者の殺害は減少しつつあるとし、デモ参加者に対する大規模な処刑が実施される計画はないと現時点で考えていると述べていた。


イラン側は、大規模な処刑の計画もしくはその中止について何ら公表していない。

ロイターが取材した市民らは、首都テヘランの状況はここ数日比較的落ち着いて​おり、大規模なデモの兆候もなかったと語⁠った。ただ、国営メディアによると、逮捕者は増えていると‍いう。

米国を拠点とする人権団体HRANAによると、現時点での死者数はデモ参加者と政府関係者を含む2677人と、14日以降大きく増加していない。ロイターは独自にこの情報を確認できていない。

イランで弾圧緩和の‍兆しが見られる中、米国による攻撃の可能性は後退‍した‌。しかし、同地域への米軍の増派は予想され‍ている。米当局者によると、追加部隊が派遣される見通しだが、部隊の正確な構成や到着時期は現時点で不明という。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏と11日会談 イラン巡り

ビジネス

EXCLUSIVE-米FRB、年内1─2回の利下げ

ワールド

北朝鮮、2月下旬に党大会開催 5年に1度の重要会議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 6
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 7
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中