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「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂を生む理由...神谷代表が語った「分断」とは?

THE SANSEITO SURGE

2025年11月12日(水)18時10分
広野真嗣(ノンフィクション作家)

参院選の投開票日に戻ろう。

そもそも、私は熱心な参政党ウオッチャーではなかった。6月の東京都議選で参政党が3議席を獲得した前後で報道も騒がしくなってようやく、存在を意識した程度だ。7月20日の投開票日、開票センターでの神谷の会見中継を見ていた私は、変わった人物だという印象を持った。


「日本人ファースト」の旗の下、選挙中の神谷は外国資本による不動産買いあさりや外国人犯罪の増加への警戒を強調し、演説で「あほだ、バカだ、チョンだと(言われる)」と朝鮮人差別の表現を使う場面もあった(直後に訂正)。私は新手の在日外国人ヘイトかと思ったが、会見で外国人特権が日本にあるのかと問われた神谷は、「特にないんじゃないですか」と事もなげに言った。

若い党の未熟さといえばそれまでだが、影響はこれで終わらない気がした。実際、その後、移民への不安を下敷きにしたデモが相次いだ。

もう1つ気になったのは会見での神谷の態度だ。90年代前半の新党ブームを彷彿させる躍進なのに、浮かれた様子もない。他党からは、結党5年で全国289の衆院小選挙区に相当する支部を整え、参院選で全45選挙区に候補を立てたことに驚きの声も上がっていた。思想の不鮮明さと裏腹に、組織はやたら強固で、その手綱を握る神谷は不敵な男だと思えた。私は、そんな参政党と神谷を知る人物を訪ねて回ることにした。


※本記事は4本構成の第1弾です。第2弾以降は順次公開してまいります。

第2弾:「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイメージは誤解? 参政党を支える「意外な支持層」とは

第3弾:自民党を去りドン底も経験...参政党の神谷が今、政治を動かす「巨人」にまで成り上がった変貌劇

第4弾:反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...参政党拡大のため神谷が行った「大博打」(11月15日午前8時に公開します)。

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