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「憲法が泣いている」...トランプが越えてしまった一線とは?

Congress Must Constrain Trump

2025年6月17日(火)17時15分
コリー・シャキー(アメリカン・エンタープライズ研究所外交・防衛政策研究ディレクター)
ロサンゼルスの中心街で連邦施設の警備に当たる連邦職員と州兵

ロサンゼルスの中心街で連邦施設の警備に当たる連邦職員と州兵 JASON ARMONDーLOS ANGELES TIMES/GETTY IMAGES

<デモ鎮圧への州兵・海兵隊動員は合法なのか。米軍への信頼を守るため、政治にできることについて>

アメリカ人が自国の軍隊を愛する理由の1つは、恐れなくていい存在だからだ。

その伝統は、ジョージ・ワシントン初代大統領に始まる。ワシントンは武装反乱に直面した際、節度と順法精神をもって対処した。


それから約2世紀の間、兵士の国内派遣は合法的、かつまれな事態に限られてきた。しかし今、カリフォルニア州ロサンゼルスの反移民政策デモにドナルド・トランプ大統領が大統領権限で州兵4000人と海兵隊員700人を派遣している。

州知事は6月9日、自分の許可なく州兵を派遣したのは違法だとして連邦地方裁判所に提訴し、派遣の一時停止命令が下った。しかしトランプが控訴し、事態は硬直化している。

米領域内の治安維持に軍を動員することは、1878年に制定された民警団法で禁じられている。同法によれば、現役軍人を国内派遣できるのは議会や合衆国憲法によって承認された場合、あるいは大統領が侵略や反乱の発生を公式に宣言した場合だけだ。

ただし、州兵は別だ。州知事の権限によって、または連邦の任務に対する連邦議会や知事の同意を基に、治安活動に動員できる。めったにないものの、知事の同意なしで(特に、州当局が連邦法執行を阻んでいる場合)連邦任務に投入することも可能だ。

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