世界保健機関(WHO)は、コンゴ民主共和国とウガンダで発生しているエボラ出血熱の流行について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。

今回の流行では上記2カ国で少なくとも80人がエボラ出血熱で死亡したとみられている。保健専門家らは、この数は増える可能性が高いとしている。

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保健当局によると、コンゴ民主共和国ではエボラ出血熱の感染例8件が確認されたのに加え、250件近くの感染が疑われた事例がある。隣国のウガンダでも2件の症例が報告されており、そのうち1人は死亡している。

コンゴ民主共和国では過去50年間に少なくとも17回のエボラ出血熱の流行が起きている。

米疾病対策センター(CDC)は状況を監視しているとしつつ、今回の流行に関連する症例は、これまでのところアメリカでは確認されていないとしている。

CDCによると、コンゴ民主共和国とウガンダにある事務所は、ウイルスにさらされた可能性のある人々の追跡や、国境地点での渡航者の検査などについて、現地チームに支援を提供している。

CDCのジェイ・バタチャリヤ所長代行は5月15日、アメリカのチームには「エボラ出血熱の流行への対応において、豊富な経験と専門知識がある」と胸を張った。

在ウガンダ米国大使館も渡航勧告を出し、ウガンダと国境を接するコンゴ民主共和国北東部のイトゥリ州ではアメリカ政府が自国民を支援できる能力が「極めて限られている」として、アメリカ人に渡航の再検討を促している。「いかなる理由であっても、この地域に渡航してはならない」。

CDCは、渡航者はエボラ出血熱の一般的な症状に警戒し、感染の兆候が出た場合はただちに隔離すべきだとしている。また、エボラ出血熱の症状がある人は渡航してはならず、現地の保健当局に連絡すべきだと呼び掛けている。

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